あなたは国際ブランドの役割をご存知ですか?知らずに使っていませんか?
知っておいて損は無い!!
ってワケで国際ブランドについて謹んでご紹介致します。
もくじ【implicites.com】
クレジットカードの国際ブランドには2種類ある
国際ブランドとは”Honor all cards rule”(直訳:全てのカードのルールを尊重する)にもあるように世界中のどこにいても加盟店であれば使えると言うルールを尊重しています。
2種類とは以下の2つです。
- 自らクレジットカード発行業務を行わない
- クレジットカード発行業務も行う
では詳しく説明をしていきます。
自らクレジットカード発行業務を行わない
VISAとmasterカード はクレジットカードを発行していません。
なので
- VISAマークがついているクレジットカード:VISAと契約をしているクレジットカード。
- mastercardマークがついているクレジットカード:マスターカードと契約をしているクレジットカード。
となります。
ちなみに各社、本部は下記になります。
- VISAの本部・・・カリフォルニア州
- マスターカードの本部・・・ニューヨーク州
先程も挙げたようにVISAとmasterカード は クレジットカードを自社で発行していないため、不正を防止するために対策を打っております。
以下の2つが不正を防止するための対策です。
- ICカード化
- 認証サービス(3Dセキュア)
では順番に紹介していきます。
不正対策
<ICカード化>
ICカード化は盗難や紛失によってスキミングされて偽造、変造されたりを防ぐ。あとPIN(暗証番号)の入力によって第三者による不正使用を防止したりする
<3Dセキュア>
インターネットなどでショップのアカウントにログインした状態でクレジットカードを登録していた場合。ログインが本人かどうかがわからないため、ログインさえできてしまえば第三者でも不正に使用ができてしまう。
これに対策を打ったサービスが認証サービス(3Dセキュア) 。加盟店がカード発行業者にパスワード認証をし認証が通った場合のみ取引(お買い物の支払い)が実行される。
<<3Dセキュアの呼び名>>
- VISA・・・VISA認証システム
- マスターカード・・・SecureCodeJCB・・・J/Secure
例えば)
Bitwalletでの入金でVISAと契約しているクレジットカードを使った場合、VISA認証システム(3Dセキュア)が起動します。
この3Dセキュアが起動するとサイトに登録しているクレジットカードを使おうとした場合、クレジットカードを発行したサイトのログインパスワードの入力を求められます。
つまり。ショップなどで会員ログインしてクレジットカードを不正に使用するには
- ショップなどのIDとパスワード
- そのクレジットカードを発行しているWEBサイトのログインパスワード
を知らないと不正使用ができません。
これパスワードが同一のものだとアウトです。気をつけましょ。
ゴールドカードより上のプレミアムカードサービスがある
プレミアムカードを使っている人だと国際ブランドが運用する専用のデスクサービスを受けることが出来ます。
クレジットカード発行業務も行う
JCB、アメックス(アメリカンエキスプレス)、ダイナーズクラブは「不正を防止するために対策」に加え自らクレジットカードを発行している。
カードを発行している国際ブランドなので純粋なプロパカードとなります。
主な不正使用防止対策
- ホログラム
- 紫外線マーク
- 特殊文字
- 接触型ICチップ
- セキュリティコード
国際ブランドにフィーを払っている??
今ではどのカードにも国際ブランドマークがついていますが、この国際ブランドと契約するには一定の基準を満たしてフィーを払うことになります。
あなたは知っていましたか?
国際ブランドを付ける代わりに費用を払っていることを。。。その費用を払う対価として国際ブランドがクレジットカード業者に提供しているものは以下の3つです。(メンバー契約)(メンバーシップ制)
- ロゴの使用権
- 決済ネットワークの使用権
- カード発行権
ではサラッと上記の3つを説明します。
ロゴの使用権
ロゴの使用権とはいわゆる国際ブランドのマークです。
VISAマーク、mastercardマーク、JCBマーク等のクレジットカードにマークとして記載されているものです。
(ロゴ) まぁつまり国際ブランドと契約をしているよって明示しても良いよってことですね。あくまでも”権”なので自由なのかな??
国際ブランドと契約をしているなら有無を言わさず、国際ブランドのロゴはカードに記載するよね。(^O^)
決済ネットワークの使用権
これはクレジットカードを発行した国とそのクレジットカードを使用した国が異なる場合に国際ブランドの決済ネットワークを使用しても良いよってことですね。
でも使わないといけない感じです。じゃなきゃクレジットカードを発行した国にカードを使用したかどうか?判定できない。(認証、判定することをオーソリゼーション)
カードでの売り上げを集計して発行した国に送れない(売上集計して発行国に送ることをクリアリング)
カードを使用した際の利用代金を支払うことができない。(国際ブランドのメンバー間で相殺精算していることをセツルメント)
カード発行権
カード発行権 はそのままの意味で国際ブランドを付与したクレジットカードを発行しても良いよって言う意味です。
世界中で再発行が可能
もし海外で国際ブランド付きクレジットカードを無くしたりした場合は緊急発行窓口に電話をすれば再発行が可能です。
この再発行には通常のクレジットカード(ペイメントカード)は3日以内ゴールドカードは24時間いないに再発行してもらえます。
この時に再発行したクレジットカードは正規のクレジットカードを再発行するまでの一時的なカードです。印刷されているデザインも違うし有効期限も短めに設定されています。
下記に各国際ブランドの緊急発行窓口に繋がるホームページリンクをおいておきます。
各国際ブランドの緊急発行窓口サイト
- VISA:https://www.visa.co.jp/support/consumer/lost-stolen-card.html
- マスターカード:https://www.mastercard.co.jp/ja-jp/consumers/get-support/overseas-travel-tips.html
- JCB:https://www.jcb.co.jp/service/additional/travel/service/lost-and-stolen-abroad.html
- アメリカンエキスプレス:https://www.americanexpress.com/jp/business/benefits/product/gold-business/safesecure_lost.html
- ダイナーズクラブ:https://www.diners.co.jp/ja/contact.html
まとめ
- 国際ブランドには各社、独自の決済ネットワークがあり、それを利用させてもらうことで海外旅行でのクレジットカード決済が可能になる。※国際ブランドと契約しているからこそ!!
- 国際ブランドが付与されているクレジットカードはカード発行国以外でも再発行が可能。
- マスターカードとVISAはカード発行業務をしていない。
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以上、お読みいただきありがとうございました。
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